ハワイで闇を見る

in ハワイ


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今日はどうしても書いておきたいことがあって。


ラニカイビーチに向かう途中に

前方で女の人が何かを叫んでて。


なに?って思ったら


後ろのドアが開いたまま

センターラインを大きくはみ出して走り出す車と


その車を自撮り棒を持ったまま追いかける外人のおじさん。


その後ろで

パニックを起こして

ギャーギャー言葉にならない叫びをあげまくるアジア女性の人が

色んな車に向かって


「ヘルプミー!!ヘルプミー!!!ヘルプミー!!」


って叫び泣きしてて。



きっとこの人たちは車を盗まれたんだ。

荷物ごとぜんぶ。



あたしはもうその光景を目の前で見てたけど、その場から足が動かなかった。



何が起こったのか、必死で飲み込もうとするのが精一杯で


女の人に


「大丈夫ですか?!」


って声すらかけてあげられなかった。



白昼堂々と

観光客もたくさんいる中

車は盗まれた。



ガチの犯罪の現場を見たのは初めてだった。


犯人は車ですぐに逃走したけど

盗まれた女の人の姿は衝撃的だった。


その女の人の叫び声と

全身を小さい子供が

最強のグズりを発動させた時みたいにブンブン振りまくって

事の重大さを物語らせていた。


すごいエネルギーだった。



絶対に無くしたくないものを奪われた時の

痛々しいエネルギー。


パニックを起こすほど絶望したエネルギー。


すごい負の波動だった。



あたしはそのエネルギーに

共振してしまったんだ。



つまりエネルギーあたりしちゃった。



そこから楽園だったハワイが

現実に見えた。



娘からひと時も目を離せなくなった。

車から降りれなくなった。

荷物を体から離せなくなった。



体が硬直して

ハートが苦しいくらいギュッと閉じた。



危険センサーが張り巡られて

世界から光が消えた気がした。



怖くて、帰りたくなった。



そんなわたしになったから

旦那とも、もちろんケンカになった。



前回のハワイもそうだけど

ハワイに来ると、わたしはいつも闇に向き合わされる仕組みになっているのか?


光の世界だと思って憧れて来るのに

いつも闇と向き合うことになる。


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夢がどんどん叶う一方、わたしの中の闇も浮き彫りになる。



あの女の人があたしにここまで影響した理由は、あの人が発したエネルギーは

わたしの中のエネルギーと一致するものがあったからだって分かってる。



あたしもあの人の気持ち、痛いくらいわかるもん。



大事なものを

盗られたくないものを

いきなり嘘みたいにいきなり、、

盗られてしまう悲しみ。



でもそれが何だったかとか

いつだったのかとか

何も思い出せないけど

いつか自分も経験したことがあるのは分かる。


ここに書けただけでも整理された

自分で考えてたことも

思った気持ちも。


6年前のハワイにいた自分よりも

はるかに自分の面倒を見るのが上手になってるね。